添加物というと、発がん性があるとか、子どもの成長に悪影響を及ぼすなどのイメージを持っていないでしょうか?

着色料、保存料、甘味料など色んな種類の添加物がありますが、日本では命の安全性に配慮した研究がおこわなれています。したがって使われている物・量であれば、ガンになることはないとされています。

たとえば、ハムやソーセージの発色剤として使われている亜硝酸剤。

体に良くないから食べないという人もいますが、亜硝酸剤は普通の食品にも含まれていますし、人間は自分の体の中で作り出しているものでもあります。

しかも、亜硝酸塩は着色以外に菌の発育を抑える役割も持っています。つまり亜硝酸塩が含まれていないものよりも含まれているもののほうが体に良いのです。

無添加にこだわることの無意味さ

無添加食品にこだわる人は加工肉やスーパーで売られている野菜も避けるような徹底した人もいますがそれも無意味です。

なぜなら、そういった人も炭酸水を飲んでいたりするからです。炭酸水に含まれている炭酸ガスも食品添加物です。はっきり言って日本にいながら添加物を避けるのは不可能です。

そもそも天然のものが安全というのも誤解です。たとえば、フグは天然の生き物ですが、素人が調理すれば毒を食べてしまい健康を害します。

法律で定められた添加物の方が安全基準を満たしている以上、よほど健康的です。

水もそうです。天然の汚い水を飲むくらいなら殺菌された水道水の方がよほど、胃腸に優しいのです。

またウコンやカテキンにいたっては、脂肪を減らす成分と思い込んでいる人もいますが、既存添加物という立派な添加物です。

添加物として指定される条件

  • 安全性が確認されている
  • 消費者に有益なものである
  • すでに使用されているものと同等以上の効果を発揮する
  • 化学分析で添加したことが確認できる

このように添加物指定には厳しい条件があるのです。

それでも添加物を避けるというのであれば、せめて正しい知識を身につけてからにしましょう。

添加物といえば、甘味料、着色料、保存料、増粘剤安定剤ゲル化剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防カビ剤、香料、酸味料、調味料、乳化剤pH調整剤、膨張剤、豆腐用凝固剤、光沢剤、栄養強化剤がありますが、これら全てについて理解してください。

たとえば着色料や漂白剤は生鮮食品には使えません。そうであるにもかかわらず、スーパーで売られている野菜は鮮度がわからないから買わないという人がいます。もちろんそんなことはありません。消費者が生鮮食品を選ぶ判断材料として、見た目を誤魔化すような添加物の使用は許されていないのです。

もちろん、そんなルールがあっても、守らない業者がいたら意味はありません。実際、時々食品偽装が問題になることもありますよね。

そういったことを防ぐために食品衛生監視員が保健所や健康安全研究センターにいます。抜き打ちで調査や検査をおこない添加物が違法に使われていないかチェックするのです。

つまり、一般消費者が過度に心配しても仕方がないということです。

100%安全な食べ物はない

仮に食品添加物を完全に避けたとしても病気にならないというわけではありません。

もし、少しでも健康を害する食べ物を避けるのであれば、塩も高血圧になる可能性があるので取れなくなりますし、お酒も肝臓に悪いから1滴も飲まない。糖尿病が怖いから甘いものも一切食べないということになりかねません。

また体によい食べ物でも、食べ過ぎれば健康を害します。

結局、100%安全な食べ物はないということです。食品添加物については神経質になりすぎず、色んな物を適量食べることが大切です。